ファイルの属性とchflags
MAC OS Xでは、Samba経由でコピーしたファイルなどで、通常のファイル操作できなくなってしまうことがあります。Finderでゴミ箱に入れようとすると、「ロックされています」と表示され、chmodしようとすると"Operation not permitted"表示されてしまい、実行することができません。少しの間、悩んでしまいました。
結論としては、これはBSDのファイル属性拡張です。これを変更するには、chflagsのコマンドを使います。
chflags nouchg files
また、ロック解除に関しては、Finder → 情報を見る でチェックボタンを外すことでも可能です。
このようなものがあるのを初めて知りました。なんだか、DOSのattrみたいです。昔、SunOS使いだったのになぁ、と思い調べてみたら、BSD4.4からの導入(SunOSは4.3まで)だったようです。設定可能な属性は他にも沢山ありますが、opaqueとhidden以外は現在は使われてなさそうなものです。
UNIXはOKだぜと思いがちな、Linux使いの人が嵌り易そうな罠ですね。それにしても、属性拡張の仕方としてエレガントさに欠けているように感じるのは私だけでしょうか。chmodか、ACLのどちらかと統合して欲しい気がします。